2025年03月13日
書籍『〈生(せい)の芸術〉への誘い しなやかに世界を変えるために』に論文が掲載されました
龍谷大学の青木惠理子先生を中心に2019年から行ってきた研究プロジェクトの集大成となる書籍が刊行されました。私も2020年から研究会にお誘いいただき、原稿を書かせていただきました。
服部正「「生(き)の芸術」から「生(せい)の芸術」へ 岩下徹の即興ダンスを中心に」、 青木惠理子編『〈生(せい)の芸術〉への誘い しなやかに世界を変えるために』、ナカニシヤ出版、2025年3月10日、272~301頁
本書は、「生きることそのものであるような芸術的活動」を「生(せい)の芸術(アート)」ととらえて、その諸相を哲学、芸術学、文化人類学などを専門とする研究者が論じたものです。私が専門とする「アール・ブリュット」は同じ漢字を充てながらも〈生(なま/き)の芸術〉と訳されることが多く、アール・ブリュットがそのように呼ばれるようになった歴史的経緯をたどりつつ、それとは似て非なる芸術的実践として岩下徹氏の即興ダンスのあり方を分析し、それがいかにして〈生(せい)の芸術〉と呼ばれ得るかを考察したものです。
機会がありましたら書店や図書館などで手に取ってご覧ください。
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