服部正 研究室 ウェブサイト

甲南大学文学部人間科学科に所属する服部正(美術史、芸術学)のウェブサイトです。
アウトサイダー・アート、アール・ブリュット、障がいのある人の創作活動などを研究領域として、調査研究、著述、展覧会の企画などを行っています。

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2024年03月26日

京都国立近代美術館ニュース『視る』に寄稿しました

京都国立近代美術館が発行するニュースレター『視る』第529号に「触図の可能性を開く」を寄稿しました。美術家の中村裕太さんが参加するABCプロジェクトの展覧会「チョウの軌跡-長谷川三郎のイリュージョン」の展覧会評です。

2020年に芦屋市立美術博物館で開催された「In number, new world : 四海の数」展のツアートークで中村裕太さんとご一緒させていただいたご縁が、ここにつながりました。

服部正「触図の可能性を開く-ABCプロジェクトの実践について」京都国立近代美術館ニュース『視る』第529号(2023年11/12月号)、2024年3月14日発行、2-5頁。

『視る』は京都国立近代美術館内で無料配布されています。ぜひお手に取ってご覧ください。(着払いによる郵送も受け付けているようです)。

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2024年03月15日

ヘントで「OFF-COMICS」展が開催されています

ベルギーのヘント市にあるギズラン博士博物館で、「OFF-COMICS」(マンガからの逸脱)展が6月23日まで開催中です。

2022年にスイスのローザンヌで開催された「アール・ブリュットとマンガ」展の内容を少し改変して巡回したものです。開催会場が変わり、「アール・ブリュット」に限定する必要がなくなったため、オルタナティブ・コミックスの要素がやや強まっています。

前回に引き続き、日本人の出品作家3人(黒田勝利さん、田湯加那子さん、平野智之さん)のコーディネートを担当させていただきました。

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2024年02月29日

「障がいのある人の創作・表現活動支援に関する研修会~施設・事業所等管理者編~」に講師として参加します

岩手県障がい者芸術活動支援センターかだあるとが主催する研修会「障がいのある人の創作・表現活動支援に関する研修会~施設・事業所等管理者編~」に講師として参加させていただきます。昨年度はキースピーチでしたが、今年は、るんびにい美術館アートディレクターの板垣崇志さんとご一緒させていただき、短い事例報告の後は、参加者の皆さんとグループワークを行います。

クローズドな研修会ですが、備忘録としてご報告させていただきます。
ご案内では「オンライン参加」となっていますが、現地で対面で参加させていただくことになりました。楽しみです。

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第19回障害者芸術・文化祭「美術工芸作品公募展」に審査員として参加しました

兵庫県立美術館のギャラリーで3月1日(金)から開催される第19回障害者芸術・文化祭「美術工芸作品公募展」に、今年も審査員として参加させていただきました。3月10日(日)まで開催されていますので、ぜひお運びください。

第19回障害者芸術・文化祭「美術工芸作品公募展」
2024年3月1日(金)~3月10日(日) 10:00~17:30(最終日は14:00まで)
兵庫県立美術館ギャラリー棟3階 ギャラリー(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)

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審査中の会場風景

2024年02月27日

『神戸新聞』(1/28)に寄稿しました

『神戸新聞』の日曜連載「見る思う」のコーナーに寄稿しました。(古い情報で恐縮です)。

服部正「人間の多様性映す 障害者の芸術」『神戸新聞』2024年1月28日(日)朝刊 4面

著作権の関係で本文を掲載できませんし、ウェブ上でも記事の閲覧ができないのですが、備忘録として。

2024年02月25日

甲南アトリエ「光島貴之:手ざわりワークショップ」を開催します

兼任研究員を務めている甲南大学人間科学研究所で、昨年に引き続き、美術作家の光島貴之さんをお招きしてワークショップを開催します。

全盲の美術家として国際的に活躍している光島貴之さんを講師に迎え、「わたしのすきな神戸」をテーマに、いろいろな廃材を用いて、手ざわりで気持ちや、日常のできごとを表現します。

日時:2024年3月16日(土)10:00~12:00
講師:光島貴之(美術家)・亀井友美(チーム光島スタッフ)
場所:甲南大学 18号館3階 講演室
定員:先着15名(参加無料)

申し込み方法など、詳しくはこちら

2024年01月30日

山村幸則さんのトークイベントを開催します

2月23日(金・祝)に、美術家の山村幸則さんをお招きして、甲南大学でトークイベントを開催します。「雑談・屋台カフェ」の活動とリンクしたもので、屋台や食を通じて人と人がつながる場を作ることについて、山村さんの活動からヒントをいただきたいと思っています。

また、九州大学の長津結一郎さんにもお越しいただき、UDトーク(字幕提供システム)のオペレーションを実演していただきます。

さらに、イベント終了後は「雑談・屋台カフェ」も実施して交流の場を持ちたいと思っています。

盛りだくさんなこの機会に、ぜひご参加ください。

「美術家・山村幸則、自作を語る:私が町に表現を運ぶ理由」
2023年2月23日(金・祝)14:00~16:00

講師:山村幸則(美術家・大阪芸術大学教授)
会場:甲南大学岡本キャンパス 10号館1階 10-12教室
参加無料(要事前申込み)

UDトークを用いた字幕提供あり
オペレーション:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授/Kyushu Arts & Accessibility Collective)

企画:甲南大学総合研究所「社会的処方研究プロジェクト」
服部正(代表)、阿部真大、大澤香織、高石恭子

お申込みは、こちら

詳しくは、こちら(チラシPDF)

2024年01月24日

『グループショウ 30-40 archives』に寄稿しました

2023年6月に神戸のKOBE STUDIO Y3で開催された展覧会「グループショウ 30-40」(企画:築山有城氏)の記録集に、レビューを寄稿させていただきました。KOBE STUDIO Y3などで、ぜひ手に取ってご覧ください。

2024年01月05日

2023年度「co-jin講座」に講師として参加します

京都のart space co-jinが開催しているレクチャーシリーズに、ゲスト講師として参加させていただきます。障害のある人の表現活動について、co-jinスタッフの高野いくのさんが色々と質問を用意してくださっています。講座といってもあまり堅苦しくならないように、楽しくおしゃべりできればと思っています。オンラインで参加できますので、ぜひお気軽にご参加ください。

2023年度 co-jin講座vol.1
服部正さんに問う「障害のある人たちの表現、これまでとこれから」

2024年1月26日(金)18:30~20:30
オンライン(zoom)
メールか電話でco-jinに事前申込み(1月23日締切り)

詳しくはこちら

2023年12月25日

『西日本新聞』にコメントが掲載されました

『西日本新聞』12月4日朝刊に掲載された記事「「障害者アート」というジャンル」にコメントが掲載されました。記事は、「障害×表現は特別ですか」という連載記事の第1回で、障害ということを理由に文化芸術のメインストリームから排除される状況について問題を提起しています。

記事は、有料ではありますが『西日本新聞』のウェブサイトでもご覧いただけます。