服部正 研究室 ウェブサイト

甲南大学文学部人間科学科に所属する服部正(美術史、芸術学)のウェブサイトです。
アウトサイダー・アート、アール・ブリュット、障がいのある人の創作活動などを研究領域として、調査研究、著述、展覧会の企画などを行っています。

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2022年09月16日

ローザンヌで「アール・ブリュットとマンガ」展が始まりました

企画をお手伝いさせていただいた展覧会「アール・ブリュットとマンガ」展がローザンヌ市(スイス)のコレクシオン・ドゥ・ラール・ブリュットで始まりました。

アール・ブリュットにおけるマンガ的な表現を探るこの展覧会には、日本からも4人の作家(黒田勝利さん、田湯加那子さん、西田裕一さん、平野智之さん)が選ばれて展示されています。

企画者であるブリュッセル自由大学の研究者Erwin Dejasse氏が、日本での調査に着手する最初の段階から、私は彼の調査に協力してきました。2019年に彼が来日した時には、日本各地での調査に同行し、作家やアトリエを紹介しました。コロナ禍で開催が危ぶまれた時期もありましたが、こうして無事に展覧会が開幕したことを嬉しく思います。

展覧会の詳細はこちらをご覧ください。

「第6回こうべ障がい者芸術フェスタ HUG⁺展2022」に審査員として参加しました

神戸市灘区の原田の森ギャラリーで開催される障害のある人の公募展「第6回こうべ障がい者芸術フェスタ HUG⁺展2022」に審査員として参加しました。展覧会は9月17日(土)から9月24日(土)まで開催されます(9/20は休館)。お近くにお越しの折はぜひお立ち寄りください。

詳しくはこちら

『中日新聞』にコメントが掲載されました

『中日新聞』9月7日夕刊に掲載された記事「芸術は垣根ない爆発だ」にコメントが掲載されました。記事は、開催中の国際芸術祭「あいち2022」に障害のある作者の作品が現代美術としてボーダレスに展示されていることを紹介したものです。

記事は、『中日新聞』のウェブサイトでもご覧いただけます。

2022年09月09日

「産経はばたけアート公募展2022」に審査員として参加しました

第16回「産経はばたけアート公募展2022」に今年も審査員として参加させていただきました。新しい作品に出会い、他の審査員の方々と意見交換する有意義な機会として、毎年楽しみにしています。

審査で選ばれた作品は、9月17日(土)と18日(日)の2日間、大阪梅田の商業施設「ブリーゼブリーゼ」の1階メディアコートで展示されます。ぜひお立ち寄りください。

展覧会の詳細はこちら
入賞作品の情報はこちらの新聞記事をご参照ください。

2022年08月23日

『美術の窓』2022年9月号に寄稿しました

『美術の窓』2022年9月号の特集「作家たちの衝動」に、短文を寄稿しました。

服部正「衝動が生み出すアール・ブリュット」『美術の窓』168号、2022年9月、88~91頁。

アール・ブリュットの代表的な作家の紹介、日本における障害のある人の創作との混同・誤用、アール・ブリュットの概念の現代的意義など、コンパクトにまとめました。ぜひ図書館や書店で手に取ってご覧ください。

『美術の窓』2022年9月号

2022年08月18日

『La Douleur à l’œuvre, corps, art, folie』に寄稿しました

フランスで出版された書籍『La Douleur à l’œuvre, corps, art, folie(作品の痛み、身体、芸術、狂気)』に寄稿しました。2020年2月に参加させていただいた公開セミナー『身体、芸術、狂気:作品の痛み』の内容を書籍化したものです。英語で書いたものを京都大学のNicolas Tajan先生が仏訳してくださいました。

Tadashi Hattori, “L’art brut japonais sans folie et sans corps”, traduit de l’anglais par Nicolas Tajan, La Douleur à l’œuvre, corps, art, folie., Sous la direction de Patrick Martin-Mattera, Céline Masson et Nicolas Tajan, Collection Pandora, Éditions In Press, 2022., pp.63-78.

https://www.inpress.fr/livre/la-douleur-a-loeuvre/

2022年08月03日

『朝日新聞』にコメントが掲載されました

『朝日新聞』7月19日夕刊に掲載された「生誕100年 山下清展」の記事にコメントが掲載されました。記事は、神戸ファッション美術館で開催中の展覧会の見どころを紹介し、山下の評価について論じたものです。

添付した画像は版権の関係で不鮮明に処理していますが、『朝日新聞』の有料ウェブサイトで閲覧できます。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15361560.html

2022年06月20日

『2021年度共生の芸術祭「旅にでること、その準備」展示記録』に寄稿しました

きょうと障害者文化芸術推進機構が運営するart space co-jinが事務局を務める展覧会「2021年度共生の芸術祭「旅にでること、その準備」」の記録集に短い展覧会評を寄稿させていただきました。2014年から毎年開催されている障害と芸術をめぐる刺激的な展覧会シリーズです。

京都の河原町通荒神口にあるart space co-jinなどで閲覧できますので、ぜひ手に取ってご覧ください。記録集のPDF版はart space co-jinのウェブサイトで公開される予定です。

2022年05月02日

京都国際マンガミュージアムでのイベントに参加します

延期になっていた京都国際マンガミュージアムで開催中の展覧会「縮小社会のエビデンスとメッセージ:人口・経済/医療・福祉/教育・文化/地域・国際、そしてマンガ」の関連イベントが、間もなく開催されます。

5月8日(日)13:00~16:30 「人がつながる屋台カフェ」+トークショー「屋台から社会的処方へ」
13:00~14:30 「人がつながる屋台カフェ」デッキテラスで開催します。ご自由にご参加いただけます。
15:00~16:30 「トークショー 屋台から社会的処方へ」
出演:守本陽一(医師、一般社団法人ケアと暮らしの編集社代表理事)/三脇康生(仁愛大学、精神科医)/服部正(甲南大学、聞き手)
先着順、定員20名で、当日10:30から整理券を配布します。

5月14日(土)13:30~16:30 シンポジウム「縮小社会、文化はどうなる!?」
出演:(第1部)市川ラク(マンガ家)※オンライン出演/吉村和真(京都精華大学)
(第2部)山田奨治(国際日本文化研究センター)/服部圭郎(龍谷大学)/服部正(甲南大学)/谷川建司(早稲田大学)/髙橋耕平(アーティスト、ゲスト)/玉野井麻利子(UCLA、コメンテーター)/イトウユウ(京都精華大学、司会)
先着順、定員100名で、当日10:30から整理券を配布します。

詳しくは、展覧会特設サイトをご覧ください。

展覧会は5月16日(月)まで。ぜひご高覧ください。